HIMAWARI が大切にしているグリーフケア

グリーフとは、“別れの痛み” だけではありません。

グリーフ(悲嘆)という言葉は、
多くの人が「死別の悲しみ」をイメージします。
でも実際には、もっと広く、もっと深いものです。
人生には、
仕事の喪失、家庭環境の変化、人間関係の終わり、健康の揺らぎ…
さまざまな“別れ”があり、
心はそのたびに大きく揺れ動きます。
目には見えないその揺れが、
何気ない日常の中でじわじわと心を疲れさせ、
「この気持ちはどこに向ければいいんだろう」と
ひとりで抱え込ませてしまうことがあります。
グリーフは「癒すべきもの」ではなく、“ともに歩くもの”。
私が大切にしているのは、
グリーフを“無理に手放す”ことではありません。
悲しみは、消したり、なかったことにするものではなく、
その人の人生に深くつながる大切な感情です。
だからこそ
悲しみに寄り添いながら “自分を生きなおす” プロセス
がとても重要になります。
グリーフケアとは、
心の痛みを強引に癒すのではなく、
その揺れを理解し、丁寧に抱え直していくための“同行者”です。
心の波がゆっくり静まっていく場所をつくる

グリーフは、時間で解決されるものではありません。
泣ける日と、涙が出ない日があっていい。
前に進める日と、立ち止まる日があっていい。
心の波は、その人のリズムでしか動きません。
だからこそ私は、
あなたのペースをそのまま大切にしながら、
心の揺れが少しずつ落ち着くのを待つケアをしていきます。
誰かに話すだけで、
自分の気持ちが少し整う瞬間があります。
それは、
「わかってくれる誰かがそばにいる」
という安心から生まれるもの。
その瞬間を、あなたと一緒に積み重ねていきたいのです。
グリーフケアは、人生を”やり直す”時間でもある
悲しみの渦中にいると、
未来なんて考えられない日もあります。
でも、
ふとした瞬間に――
心の奥に小さな “灯り” のようなものが戻ってくることがあります。
それは、過去をなかったことにするのではなく、
悲しみとともに生きていける力が育ってきた証拠です。
グリーフケアは、
悲しみに蓋をするためのものではなく、
“これからの自分” を、
ゆっくり育てていくためのプロセスでもあります。
こんなとき、グリーフケアが力になります
- 誰にも言えない思いを抱えているとき
- 心が揺れ続け、日常生活に疲れを感じるとき
- 気持ちが定まらず、不安が強くなるとき
- 悲しみと希望のあいだで揺れ動いているとき
- 自分でも気づかなかった心の声が聴きたくなったとき
あなたの心は、
あなたが思う以上にたくさんのものを抱えて頑張っています。
その重さを、いっしょに少しずつおろしていきましょう。
HIMAWARIが大切にしているグリーフケア
私は、
自身の経験だけでなく、専門的な学びを大切にしながら
あなたの心に丁寧に寄り添うケアを心がけています。
- 評価やアドバイスではなく、気持ちをそのまま受けとめる
- 話せない気持ちも、言葉にならない思いも尊重する
- 心の安全を最優先にして進むペースをあなたに委ねる
- 悲しみのプロセスと、あなた自身の力を信じる
グリーフケアは “治す” のではなく、
“あなたがあなたを取り戻すための時間” です。
その時間を、安心して過ごしてもらえるように
私はあなたのそばで、そっと同行します。
